1周まわって、好きかもしれない。




「…また夜中までゲームしてたんでしょ」



枕の横に転がっているゲーム機を見て、ため息をつく凛子。

そっか、素材集めの最中に寝落ちしたんだっけ。




「…あれ、いつものゲームじゃないの?」



カセットの入っていた箱を手に取り、凛子が驚いた顔をする。


そう、いつもの恋愛ゲームではなくて、モンスターを狩るゲーム。

もちろん前からこういうゲームだってやっていたんだけど、力を入れているのは恋愛ゲームだった。



でもなんかこう、ゆりちゃんが河谷さんみたいで少し気まずくて。


…ううん、それより凛子の方が可愛い、なんて思ってしまう本当にアホになってしまった自分がいて。



ずっと推していた嫁よりも、3次元の凛子を可愛いと思うなんてオタク失格だ。

ごめん、ゆりちゃん。