丘に上がる道を進むと、結構なケガを負っているのか転々と赤い斑点が続いていく。
それを追いかけながら左右を確認しどこかにいないか探す。
どこにいるんだろう。
このケガであまりうろうろと動き回るのは危険だ。
天気だってあやしい。
いつ降り出したっておかしくないのだ。
「あ・・・」
丘の上にあがり、そこでその子を見つけた。
銀色の毛色の狐のよう・・・。
「狐・・・さん・・・」
恐る恐る様子を伺う。
驚かせて逃げられてしまったら元も子もない。
その狐はかなりの深手を負っているのか、ぐったりと座り込んでいた。
右手のところにケガを負っている様で赤く染まっていた。


