願いを星へ。

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願いを星へ。
作品番号
1231763
最終更新
2017/02/15
総文字数
3,128
ページ数
11ページ
ステータス
完結
PV数
3,543
いいね数
1
一年に一度しか会えない。

それが七夕の夜。


あなたは何を願い、誰を想いますか。

この作品のレビュー

★★★★★
2017/03/18 00:00
投稿者: 瑠鈴 さん
ネタバレ
願い事

前日に降った雨のせいで川は増水していて。彼に会えないのなら、私が君に会いに行くーーーー

その物語を読みながら涙ぐむ沙織。
それを見つめる彼。

一年に一度の七夕で、織姫と彦星が出会うのもこの日一度きり。
限られた時間の中で、二人は何を話すのか。

一年に一度。
たった一年に一度。
その時間でしか会えない。

目の前の温もりは、きっと当たり前だなんて思っちゃいけないーーーー



沙織ちゃんと彼の会話にほんのりとした優しいものを感じて、時折クスリとするシーンもあって。
愛する人の存在を傍で感じられない、愛を告げる事も出来ない。一年に一度だと言っても、条件付きで運次第。
それを思って、彼女との時間を願う姿に、この2人の幸せな毎日を願わずにはいられませんでした。
季節は外れてしまいましたが、等身大の、そして憧れる優しい素敵な物語です。
是非御一読を。

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