輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

【凛音】

空と青龍の戦いから約一年。

季節は冬へと移り変わろうとしていた。

そして、蘆屋の屋敷内で泣き声が響いた。

「凛音様、よく頑張りました」

「うん…」

「元気な男の子だ」

私のすぐ隣で、赤子の天が元気よく泣いていた。

私は、手を伸ばし天に触れてみる。

「温かい…」

勾陳が私の傍まで来ると、私の左目から布を外した。

「凛音様、そろそろ左目を開いてみてください」

「え…、でも私の左目は」

「いいから、開いてください」

ずっと布で覆っていた左目を開くのは、私は怖かった。

開いても何も見えない、真っ暗な世界…。

でも…。

私は、勾陳に言われた通り左目を開いた。

そして――

私の左目に天の姿が映った。

「見える…」