輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「羨ましいです。兄様と凛音様が」

「え?」

「私は、まだ好きって気持ちがよく分かりません。だから、ちょっとだけ羨ましいです」

そっか、友江はまだ恋をしたことがないんだ。

「友江にも出来るよ、心から好きと想える人が、焦ることなんてないよ」

「はい!」

そう、焦ることなんてない。

「それじゃぁ、私戻ります。兄様に凛音様と会ったことを自慢します」

「それじゃぁ、またね」

友江と別れ、私は陰陽寮に向った。