輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「お前の言う通り、接吻は好きなやつとするものだ。なら、俺がやったことは正しい」

「えっ?」

「俺は、お前が好きだから」

凛音は驚いて目を見開いた。

凛音の中では、俺の存在は他の男たちと同じ位置にいたんだろう。

それで、近々祝言をあげ嫁をもらう俺に好きだって言われたんだ。

驚くのも無理もない。

「本当は、言う気はなかったんだ。でも、お前のそんな姿見たら、止められないんだよ」

俺はすぐに覚悟を決めた。

凛音は俺の気持ちになんて返事をしてくれる?

でも、その言葉も俺の中で既に出ていた。

『私は空のこと好きじゃない!』

本人にずばり言われたら、俺の心に刺さるだろうな。

俺は、凛音から目を逸らす。

だけど、予想もしていなかった言葉が俺の耳に届いた。

「空は、本当に私が好きなのか?」

「えっ?!」

凛音に目を戻した時、俺の胸が高鳴った。