輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「白虎!」

「なに、これは!」

放たれた符は、白虎の肌に触れると、符から電撃を浴びせる。

「きゃぁぁ!」

「白虎!」

「まだまだだよ凛音は、そんなことじゃいつまで経っても俺には勝てないよ」

「くそっ!」

凛音は、白虎をもとの符に戻すと、もう一枚符を取り出す。

「その符は、もしかして!」

「ちょっとまだ力の制御が出来ないけど」

凛音は、符に力を入れ呪文を唱える。

「我と契約せし十二天将よ、我が呼びかけに応えたなら姿を現し、我の助けとなれ騰蛇よ。急急如律令!」

符から炎の渦が巻き起こると、その中から騰蛇が姿を現し、凛音の目の前に降り立った。

「さぁ騰蛇!今日こそあいつを倒すぞ!」

「ちっ……」

「えっ?!」

騰蛇は、紅蓮の刀を肩に担ぐと凛音を睨みつける。

「めんどくせぇなぁ、何で俺がこんなことしねぇといけないんだよ」

(と、騰蛇なのか?)

「めんどくさいとはなんだ!!」

「めんどくせぇもんは、めんどくせぇんだよ!何で俺が、お前みたいな女に従わないといけないんだ!!」

「なんだと!!」

そこで、騰蛇と凛音の言い合いが始まる。

「こ、これは……」

「へぇ、凛空はあの騰蛇が見えるのか」

「それは、どういう意味ですか?」

「十二天将は、力の強い陰陽師にしか見えない存在、それか見鬼の才を持つ者しか見えない。素人が見えるような存在じゃないから、君はどっちなんだろうね」

まずい、この人は俺の力に気づいてる。

もしかしたら、俺がこの時代の人間ではないってことも──