毎日毎日、放課後になるとすぐにやってくるあいつ。 でも、その日は来る気配がなくて。 まぁでも、来たら来たでうるさいし。 と思って俺はいつも通り寝転がっていた。 けど、なんだかその日は気になって。 扉の近くで寝転がる。 あいつが来たら開けてやらないとだし。 そんなことを考えていたら、微かに聞こえてきた声。 「…~~~~」 「~~~~!!」 なにか言い争っているようだ。 その声がだんだん大きくなってきて。 多分、扉を挟んですぐ、そこで立ち止まったんだと思う。