柔軟剤の優しい香りに包まれて、一瞬心が落ち着く。 ……ああ。 あたしですら覚えてない醜態を、初めて会った人にさらしちゃうなんて。 でも、初めて会った人で良かったのかもしれない。 もう会うこともないんだろうから……。 「つーか、今4時だけど大丈夫なわけ?」 はっ……! 彼の声に、ガバッ…っとタオルケットを剥いで、近くにあった鞄の中からスマホを取り出した。 日南子と小春に何も言わないまま出て来ちゃったよぉ。 ふたりとも大丈夫かな……。 まさか警察に捕まってないよね?