はいぃぃぃぃ?
なんなの、この自惚れ男。
いくらカッコよくても、自分でカッコイイと思ってる男って好きになれないんだよね。
「あ、そうですか」
相手にするのもバカバカしてく、タオルケットで体をくるみながら袖に腕を通した。
いつまでも、こんな格好じゃいられないし。
「そうだ。アンタ、タクシーん中で最悪だったんだぜ?」
そんなあたしの目の前で、彼が突然笑い出す。
……なによ、なんですか……。
「熟睡してるかと思ったら、イキナリ服脱ぎだしたんだよ」
「……っ、そ、そんなことっ……」
あり得ないって願いたいけど、実際この姿になってるわけで……。
ホントに……?
じゃあこの姿は、タクシーの中で……?



