「なあ。確認だけど、この家とこの家、暴走族が住んでんだよな?」
そう言って、うちと圭太の家をさす渉。
「うん、そうだけど?」
今更確認すること?
何をおかしなこと言ってるんだろうって首を傾げると。
「ってことで、今さら俺がここでヤンキー座りするくらい可愛くね?」
「いやっ、だからこそ、なんだけど……」
ヤンキーじゃないって言いたいなら、もっとちゃんと……。
「本物のヤンキーはよくて、俺は駄目ってことか」
立ち上がった渉は、手に腰を当てながらぐぐぐ、と迫ってくる。
「そ、そういうワケじゃ……」
だから、無駄にイイ顔近づけないでってば……。
ドキドキしちゃうから。
彼氏だとしても……まだ慣れないんだって……
「誰かさんの為に、ヤンキーやめたんですけどねー」



