ヤンキーなんて、大嫌い。





そりゃ、たまに食べたらおいしいだろうけど。


どう考えたってお弁当の方が美味しいでしょ?


お兄ちゃんの味覚、おかしいの?



「カップラーメン毎日だと体に悪くない?添加物とか保存料とか……」


「ついでの弁当なんていらねえんだよ」


「……?」



もしかして、ヤキモチ?


「言っとくけど、他意はないからな」


すぐにそう付け足すお兄ちゃんだけど。




「……はあい」


ぜったいヤキモチだ。




今までは、暴走族のお兄ちゃんがただ怖かった。


だけど、いまはこんな風に砕けた話も出来るようになった。


それが、うれしいんだ。




「ニヤニヤしてんなよ気持ちわりい。とっとと手え動かせよ」


「はっ!そうだった」


時計の針はこうしている間にも進んでいる。