「女って、どうしてああいうキレイな顔の男に弱いかなー」
「ぎゃははは」
バカにしたように周りが笑う。
「渉も随分罪なオトコだよな。おいしいとこだけ持っていきやがって」
「まー、渉のおかげで女回してもらえてラッキーだけどな」
「ぎゃはははは」
渉が、女の子を回してる……?
男たちの会話が全く理解できない中。
「この間はどーも」
その中のひとりが、手をあげた。
……金曜日に会った男だった。
「自分から名乗ってくれちゃうんだもん、助かったよ。じゃなきゃ、渉がいつまでも乃愛ちゃん隠しとくから分かんなかったわ」
……え?
「煌蘭の姫を手名づけたら、すぐ俺達に回すように言っといたのによ」



