「ふうん。アンタが、一之瀬乃愛か」
あたしの名前を確認するように唱えるのは、青い髪の毛に、鼻や口や耳に沢山のピアスを蓄えた目つきの悪い男。
怯えるあたしに、手を伸ばす。
「……やめてっ……」
あたしは今、どこだか分からない倉庫に、監禁されていた。
渉の倉庫から帰ろうとドアを開けると。
金曜日に会った男たちがお店の前で話しているのが見えて。
驚いたあたしは、咄嗟にドアノブから手を離してしまい。
ドアの閉まる音で、男たちに見つかり、ここへ無理矢理連れてこられたんだ。
……タクト先輩の言ってたことが、現実になっちゃった。



