スマホだけ残して、どこかへ行くわけもない。 ……とすると。 電気をつけて、もう一度倉庫内を見回す。 ……違和感を覚えた。 大きく荒れている訳じゃないが、テーブルやソファの配置がおかしい。 ここで、なにかもめ事でもあったように。 …………。 感じたことのないような焦燥感。 ドクドクと、鼓動が早くなっていく。 まさか、紅の奴に見つかったんじゃねえよな……。 「ふざけんなっ……!!!!」 俺は倉庫を飛び出し、紅の溜まり場まで向かった。