教室に戻ると、小春と日南子があたしの元へ駆け寄ってきた。
「乃愛、どこ行ってたの?」
「急にどっか行っちゃうんだもーん」
そうだ。
掲示板を見てる時、そのまま思い立って職員室に行っちゃったんだよね。
「ごめんね……。あの、ちょっと気分が悪くて……」
「え、大丈夫?保健室行ってたの?」
「ううん、そうじゃないんだけど……」
「だったら今から行く?」
小春はそう言ってくれたけど。
「早退しよう……かな」
チラッと教室内を見回すと、圭太の姿はなかった。
まだお昼から戻って来てない様子。
「そっか、じゃあ圭太に送って……」
「ううん。あたしひとりで平気!」
そう来ると思って、あたしは慌てて口を挟んだ。
「え、でも……」



