へっ、ウソ……?
半べそ状態で顔をあげると、してやったぜ…って顔の圭太。
「追試させてくれるってよ。さすが黒凪だな」
「なによー。驚かさないでよ!!」
日南子が圭太の肩をバシッとはたく。
普段は冗談なんて言わない圭太のそんな言動に、驚いて目をパチクリ。
「さすが黒凪っていうか、さすが、煌蘭?」
的を射た小春のセリフに、圭太がおーっと声をあげた。
「小春、よくわかってんな。それもこれも、嵐士さんのおかげだよな」
……ちょっと。
またお兄ちゃんの圧力が働いた……?
毎度毎度のことながら、感心するというか呆れるというか……。
でも、圭太が留年しなくて本当に良かった。
それが煌蘭の力だとしてもそうじゃなくても、もうどうでもいいような気がした。



