「ま、まさかね……?」
あたしが関係してないとは言えなくて。
ていうか、あたしのせいだし。
「そー、俺1年の1学期で留年決定しちまったんだよー」
なのに、当の本人はひょうひょうと認めた。
…………!!!!
どうしようっ……!
「マジで?冗談で言ってみたのに」
言いだした日南子がものすごく驚いて。
「えーーー。高校って、そんなに厳しいの!?」
小春は非情な決定に、頬に手をあてる。
「やらかしちゃったね。この親不孝が!」
もうネタにするしかないね…って、日南子は笑ってるけど。
あたしは、口をパクパクさせたまま。
だって、圭太が不良だったとしても、学校にはちゃんと行くつもりだっただろうし。
圭太のお母さんにも謝りに行かなきゃ……。
1年増えたら、学費だって……ううっ……。
「ウソに決まってんだろ」
泣きそうになっていたあたしの頭に、ポンッと柔らかく手が下ろされた。



