「……う、うん……」
大丈夫って言ったら、ウソ。
恐ろしさとショックと……色んな気持ちが入り乱れて、涙が止まらなかった。
体の震えも止まらない。
「圭太、ここはあたしたちに任せて」
「……ああ、頼む」
小春と日南子に肩を抱かれて教室に戻る。
「ほんとにひどい人!あんな魂胆で乃愛に近づいてたなんて最低!!」
「あいつ何様!?最強だかなんだか知らないけど、根性腐りきってる!」
ふたりは渉の悪口を捲し立てた。
「あんな男のことなんてもう忘れな?そしてやっぱり圭太にしな!ね!?」
「……」
渉はあたしを突き放して。
圭太は体を張って、全力であたしを守ってくれた。
……だけど。
まだ頭の中が全然整理出来ない。
だって、渉の態度が急変したのが突然すぎて…
なんで、こんなことになったのか……。
あたしは……渉を嫌いになれるのかな……。



