ビクッ……!
頭上から言葉を落とす渉は、ものすごい怖い顔をしてて。
最強だという渉の、殺気を始めて感じた。
それは、あたしが好きだと感じていた渉とは全くの別人で……。
「もう俺に構うな!」
"乃愛が相手に出来るような男じゃない"
さっき聞いた圭太の言葉を象徴してるかのよう。
「お前の顔なんて、二度と見たくねえんだよっ…」
グラリ、と視界が歪む。
二度と……あたしの顔を見たくない……?
好きな人から言われるには、心臓を潰されるのと同じくらいにダメージのある言葉で。
呼吸が苦しくて、立っているのもやっとだった。



