「えー?ムリムリー、俺ってアイドル並みのスケジュールだからさぁ~」
今日も軽いノリであしらう渉を目で追っていると。
ふと目が合って……。
「……っ」
流すように、逸らされた。
……やっぱり、何かあった……?
恒例となった朝の挨拶も今日はなく、渉はドサッと荷物を机の上に置くと教室を出ていく。
「……」
あからさまに避けられてると分かって、一気に気持ちが落ちる。
なんなんだろう……。
金曜の夜からおかしいと感じる渉の態度に、お兄ちゃんが何かしたのか、あたしの何かに気分を害したのかがわからない。
でも確認することも出来なくて……。



