ヤンキーなんて、大嫌い。




その反応が見たくて。


一喜一憂する乃愛から目が離せなくて。



振り回してるようで、実は振り回されてんのは……俺……。


いつしか、自分の意志で乃愛を側に置いておきたいと思うようになったんだ……。






閉店し、真っ暗なバイクショックの前。



……もしかしたら、さっきのメンバーが中に居るかもしれねえ…。



そんな危機感を抱きながら、おそるおそる倉庫のドアを開けると。




「おーっ、帰って来た帰って来た。飯でも食いに行ってたのか?」


中にいたのは斗真だった。



……そういや、メシ食ってねえな。


起きてからバタバタしすぎて、そんなことも忘れてた。




「にしても随分真面目にやってんだなー」



斗真は感心した様子で、机の上に散らかった教科書やノートを眺める。