それに対して、圭太はニコリともせずに口を開いた。 「久郷のバイクで帰って来ただろ」 血の気がサッと引いた。 うそ。 見られてたの? ……やばい。 バイクの音がすれば、暴走族の圭太が窓の外を見るのは、当然かもしれない。 それが家の側で停まったとなれば、尚更。 あぁぁぁ。 こういうのを恐れて、コンビニ前で降ろしてもらってたのに。 渉は時間が遅いから、コンビニじゃなくて家の前まで送ってくれたのかもしれないけど。 あたしにとっては、そっちの方が”キケン”だったんだ――。