「家に上がってもらうように言ったんだけど、外で待ってるからって」
……え。
出なおすとか、オマエが後で来いとかじゃなくて。
外で待ってる……?
温まった体が、一気に冷えていくほどの恐怖を覚えた。
それから急いでお風呂を出て服を着ると、髪を拭くのもそこそこにあたしは外へ飛び出した。
紫煙が、見えた……。
圭太の姿が見えないから、きっとしゃがんでタバコを吸ってるんだと思うけど……。
玄関の音に気付いたのか、立ち上がった圭太があたしの視界に入る。
「あ、えと……涼しい夜だね」
なんて切り出せばいいかわかんなくて、思わずそんなことを口走る。



