それでも。 ジリ……。 反対に、あたしは後ずさり。 ヤンキーが苦手っていう、本能的なモノが働いて。 でも、ヘタに変な行動をとると渉に怒られそうだから、あたしはなんとか会釈だけを返した。 「ふーん、結構カワイイんじゃん」 「もう渉とはヤッたの?」 離したはずの距離を縮めながらそんなことを話しかけてくる。 な、なんてことを……? 面と向かってそんなことを言われて、みるみる内に顔が熱くなっていく。