あたしも慌ててそれに続く。
スマホを見ると、お兄ちゃんや圭太からはなんの連絡も入ってない。
まだあたしが家に帰ってないのはバレてないみたいだけど。
気が気じゃないよ。
「とにかく急ぐぞ!」
「うん、お願い…」
渉が倉庫のドアを開けると。
ちょうど隣のバイクショップから、男の人が3人出てきたところで。
「……っ」
足が止まり、顔が固まる渉。
「お、渉じゃん」
お客さんだと思っていたその人は、渉の知り合いらしく。
どこかの学校の制服を着てるから、高校生みたいだけど……。
「最近顔見せねぇと思ったら、また女遊びか」
ニヤニヤしながらあたし達に近づいて来た。



