「なーんか噛みあってねえのー」
更に首をかしげた斗真は、俺と乃愛がヤッたと疑惑を持つベッドへ寝転んだ。
「まー、今回は特殊だもんなー」
「……」
「でも、なんか乃愛ちゃんいい子そうだし、かわいそうだなー」
しみじみと放つ、そんな言葉が余計に俺のいら立ちを煽って。
俺は冷蔵庫を開けるとビールを取り出し、缶のプルタブを勢いよく引っ張る。
「俺ならやっぱり躊躇すっけどなー」
プシュっとはじけ飛ぶ泡が顔に跳ねた。
「やめたきゃやめたいって……あー、でもそれもムリかーーーー」
BGMのように流れる斗真の言葉を、ただ黙って耳に入れる。



