「で、なんでここに停めてるの?」 「学校にバイク停められんのは、煌蘭だけらしいからさ」 ……なるほど。 間違っても学校がそう許可したわけじゃないけど、それはいつしか暗黙になってるらしい。 最強ヤンキーでも、そういうルールは守るんだ。 「コウキさん、あまってるメット貸して」 彼の名前はコウキさんというらしく、渉は自分のメット被りながら尋ねた。 「おう。あ、彼女のか」 そう言ったコウキさんは、お店の奥に一旦入るとメットを一つ持ってきた。