「今日の日直は……一之瀬と久郷か」 5時間目の英語の授業が終わったあと、先生に声を掛けられた。 さっきの話が尾をひいて、またまたぼーっとしていたんだけど。 名前を呼ばれてハッと顔をあげた。 「悪いが、今集めたノートを職員室まで運ぶのを手伝ってくれ」 ……うわぁぁ。 英語の先生は、人使いが荒いことで有名なんだ。 教卓には、山の様なノート。 たしかに、これを先生一人で運ぶのは大変そうだし。 日直だったのが不運ってことで仕方ないか。