結局、これに乗らなきゃ学校に行けないわけだし。
……あたしの通学手段は、圭太のバイクの後ろオンリーだから……。
これもお兄ちゃんからの命令……。
"約束の時間"だって、お兄ちゃんが勝手に決めた。
未だ納得できてないあたしは、毎朝この時間が憂鬱なんだ。
やっぱり怖いバイクの後ろにはまだ慣れないし、電車通学への未練もたっぷり。
漫画でよくある、電車での出会いにもちょっぴり期待してたのに……。
「しっかり俺につかまってろよ」
「……はぁい」
まるで彼氏の様なそのセリフに、あたしは力ない返事をした。
メニュー