ヤンキーなんて、大嫌い。





渉はニコニコ会話しながらも、あしらってるとしか思えない。



なんなんだろう。


モテすぎて、得た技ってやつ?


男に免疫のないあたしの真逆を行く渉に、ある意味感心。


モテるっていうのも大変なのかなーなんて思っていると。


ガタっという音が聞こえて。




「あっ、どこ行くの!?」


女の子の慌てる声も続けて聞こえた。




……どうやら渉はフェイドアウトする気みたいで。



「乃愛が知ってっから、乃愛に聞いて」


渉はそんな捨てゼリフを残して、廊下へ出て行った。