「な、なにもないってば!」 「怪しー!」 「ほんと、何もないって!」 日南子の目は疑ったままだけど、何かあったかって言われると、何もないし……。 ただ、俺は普通に接する…っていう、良く考えたら、当たり前の様なことを言われただけ。 ハンバーグ口移し事件は……まあ……その名の通り、ちょっとした事件だったけどさ。 「大丈夫、なのかな……」 そんな横で、小春は心配そうに眉根を下げた。 ……あ…。 その気持ちはよく分かる。 小春は散々、お兄ちゃんにシメられてる男の子たちを見て来たんだもんね。