「えっ……そ、そんなことないよっ……」 昨日までは、渉からの接触を威勢よく拒否していたあたしが、しおらしく挨拶なんて返したものだから。 小春も日南子も不思議なんだろう。 慌てて取り繕うけど、 「そういや、昨日の昼からおかしかった!」 日南子にグッと両肩を掴まれ、向かい合わせにされた。 「えっ…?」 「白状しなさいっ」 「……」 「なにかあったでしょ~あたしの目はごまかせないからね~」 人指し指を目の前でくるくる回されて、目が回りそう。