「大人しくバイクに乗っとけよ」
「……」
「ほら行くぞ」
「……わかったよ」
昔からこう。
あたしの扱いを熟知してる圭太にも、結局言いくるめられちゃう。
「よろしい」
圭太はクシャッとした笑顔をみせると、あたしの頭にポンポンと手を置いた。
……なんか安心するんだよね、圭太にこうされると……。
背も高くてカッコよくて優しい圭太に彼女はいない。
小学校の時からモテまくっていて、告白なんて数えきれない程されてる。
『女なんかいらねーんだよ』
なんて硬派なことを言ってる割には、風貌はヤンキーそのもの。
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