死守しようとしたのは渉も同じだったのか、ひっくり返ったあたしに覆いかぶさるようになって。 「……っ!!!!」 あたしの顔の真上に渉の顔。 ……あと数センチでぶつかる距離に迫っていた。 ……え。 渉の澄んだ瞳の中に、あたしが映ってるのが見えた。 ドキンッ……。 一瞬、時が止まったような感覚に陥る。 その後、渉の重みを感じて。 渉の体があたしの上に乗っていることを現実視する……。 なに、この、シチュエーション。