ヤンキーなんて、大嫌い。





「カノジョなんていねーもん」


「うそばっかり!」



毎朝登校するたびにキャーキャー騒がれてて、あたしもカッコいいと認める渉に、彼女がいない?


そんな話信じられるわけないよ。


おまけに、こんなに女の子に手慣れてて。



「うそじゃねえよ。だったら、乃愛がなってくれる?」


「お断りしますっ」



あー、もう。


ハンバーグへの好きを告白にダブらせてドキドキしてたくせに、いまのストレートな言葉が全然響かないって、どういうこと?


きっと、誰にでも言ってる言葉だからだろうね。



「わかったよ。すればいいんでしょ」