あたしのお弁当箱は、いかにも女子が使うって感じので小さいし。
男の子って、結構食べるよね?
クラスの男子が使っているお弁当箱を思い浮かべても、あたしの倍はありそう。
「あと、大きめのお弁当箱ってない?」
「そうねー、前に嵐士が使ってたのならどこかにあると思うんだけど」
そう言いながら、ママがキッチンまで歩いてきて、棚を物色しはじめた。
「奥にしまいこんじゃったのかしら……」
――カチャ
そのとき、お兄ちゃんが帰ってきてリビングに入ってきた。
うわっ!マズイっ!
「あ、嵐士、ちょうど良かったわ。手、貸して」
え?えええぇっ!?



