じゃあ自力でそこから逃れようと右に体を振ると。 「逃げられると思ってんの?」 その方向に合わせて、渉が体を動かす。 「……」 ……ホントに、逃げられない…… この間の倉庫よりも、もっと至近距離での渉。 しかも、こんな体勢で……っ……。 そのとき。 ―――ガラッ!!! 騒々しい音がして。 カーテンがシャーっと開き、姿を現したのは。 「……っ!なにしてんだっ!?」 圭太だった。 「け、圭太っ!あのねっ、これはっ…」 「てめえコノヤローーーーーーッ!!!!」