「だから、あたしには関わらない方が身のためだよ?」 自分で言ってて、悲しくなる。 あたしはクラスの男子とも仲良くしたいけど、それは彼らにすれば地獄を見るのと同じだから……。 それがチャラい渉だとしても、やっぱり痛い目には遭ってほしくないと思う。 ……ん? 何も反応がないことを不審におもって顔を上げると。 「……寝てんのね……」 さっきと同じ体勢をくずさないまま、渉は目を閉じていた。 なんだ。 ひとりで語ってバカみたい……。