あたし、ホントは女子高に行きたかったんだ。
なのに、お兄ちゃんがあたしの担任に脅しをかけたみたいで。
志望校の願書を書いてもらうことすら叶わなかった。
中3の夏に必死に頑張った受験勉強なんて、全く役に立つこともなく、黒凪高校への入学が強制的に決まっちゃったってわけ。
女子高に行った方が、男の子と関わらないからお兄ちゃんも安心するのかと思ったのに。
それより、共学でも自分の監視下に置こうとするなんて、ホント鬼。
唯一救いだったのが、制服が可愛かったこと。
「……ってことなの」
全ての説明を終え、胸元の大きいリボンをつまんでみる。
お兄ちゃんが、最強暴走族の総長ってことももれなく伝えた。
そこが一番重要だと思うし。



