「そっ、それはちょっと出来ない相談かと……」
見惚れてる場合じゃない!と、自分を戒めながら首を傾ける。
渉……だなんて。
心の中では勝手に呼び捨てだけど、本人に向かって呼べないよ!
日南子は既にクラスの男子の何人かを名前で呼んでるけど、あたしにそういうのは縁がないと思ってたし。
ハッキリ言って、名字で呼ぶ機会もなかったけどね。
「てか、それ以上の仲か」
「……っ!?」
ニヤリと笑って言われ、また体中が熱くなる。
それ以上って……つまり。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…