あたふたしながらなんとか声を出す。 「だ、大丈夫で……」 するとスッ…と手が伸びてきて、あたしのおでこに触れた。 それは先生……じゃなくて。 …………渉……!? 渉は、もう片方の手を自分のおでこに当てる。 なっ、何してんのっ!? 「あー、ちょっと熱いかもしんないっすね。先生、俺が保健室連れてきますよ」 えぇぇっ!? ギョッとして、渉を見る。 「だっ、大丈夫だから!!」 あたしは全力で断った。 これは知恵熱みたいなもので、ちっとも具合なんて悪くないんだし!