ぺこりと頭を下げたあと、圭太と目が合った。 険しい顔で、あたしをジッと見ている。 気まずくて、すぐに目を逸らしてしまった。 「久郷ー、ちゃんと自分の頭で考えろー」 渉がカンニングしようとしていたのは、先生にもバレてたみたい。 「へーい」 注意された渉は、身を乗り出していた体を自分の机の前に戻す。 ……はぁ……。 授業中に隣の男子と喋ってて注意されたなんてことも、初体験だよ……。