「まー、今日が初めての登校なんで」
「あ?なめてんのか!?」
「ダルかったんだよ。担任が毎日電話かけてきて、いい加減うぜえから来てみたってとこ」
って、超不良じゃん……!?
入学式も出ないで1週間ぶっ通しで休むなんて、かなり筋金入りの不良だと思う。
「つーことで、よろしくな」
渉は、静まり返ったクラスの全員に告げるように言うと
「アンタもよろしくな」
あたしの頭の上に、手を置いた。
「……っ……」
その大きい手の感覚に、金曜の夜の出来事が一瞬よみがえる。
ドキドキした、あの気持ちも……。
すると
「乃愛に気安く触ってんじゃねえっ!」
そんな余韻に浸る暇もなく、瞬時にそれを振り払う圭太。



