「人狼なんて化け物の気持ち、〝分からない〟に決まっているでしょう? むしろ分かりたくないです。ちゃっかり如月さんを食い殺しておいて、泣いたら許されるとでも思ったんですか……? ずいぶんとおめでたい頭なんですねぇ……?!」
「ち、ちが……!私は本当に、取り返しのつかないことをした、って……!」
「へぇ……? ──それなら。本当に申し訳ないことをしたって反省しているのなら、今すぐ!ここで!……自害してもらえますか?」
「っ!」
夜桜さんがいかに人狼という存在を忌み嫌い、そして絶滅を願っているかが痛いくらいに伝わってくる。
彼女は、相手が人狼なら、たとえ今までどれだけ仲良くしてきた知人や友達であろうと憎悪し、切り捨てていくんだろうか。……切り捨てていくんだろう、な。だって、クラスメートに対してすでにこの反応、対応なのだから。
「おい!夜桜、いい加減にしろよ……!」
野々宮くんが由良城さんをかばおうと一歩前に出るが、やめる気がないらしい夜桜さんは、依然とした態度のままで口を開く。
「人狼は滅ぶべき種族です。そんな人狼と同じ部屋の中にいるだなんて……。──虫酸が走ります」
「夜桜っ」
「野々宮くん。そんなにも彼女をかばうだなんて、ひょっとして……あなたも人狼なんですか?」
にこり。
いつも僕たちに見せている普通の笑顔なのに、この時ばかりは狂気に似た何かを感じた。
ぞぞぞっと、決して心地の良いものではないモノが背筋を通り過ぎる。今の憎悪に魅入られた彼女なら、何をしてもおかしくない気さえする。
「違う、俺は人間だ!けど、好きなやつをかばうのは当然だし、何より慧が根の悪いやつじゃないっていうのは知っている!人狼だから死ぬべきって聞いて、『はい、そうですか』って納得できるわけねーだろっ?!」
「あははっ、化け物のことが好きだなんてとんだ物好きなんですね、野々宮くんは。──本当、軽蔑しますよ」
「ち、ちが……!私は本当に、取り返しのつかないことをした、って……!」
「へぇ……? ──それなら。本当に申し訳ないことをしたって反省しているのなら、今すぐ!ここで!……自害してもらえますか?」
「っ!」
夜桜さんがいかに人狼という存在を忌み嫌い、そして絶滅を願っているかが痛いくらいに伝わってくる。
彼女は、相手が人狼なら、たとえ今までどれだけ仲良くしてきた知人や友達であろうと憎悪し、切り捨てていくんだろうか。……切り捨てていくんだろう、な。だって、クラスメートに対してすでにこの反応、対応なのだから。
「おい!夜桜、いい加減にしろよ……!」
野々宮くんが由良城さんをかばおうと一歩前に出るが、やめる気がないらしい夜桜さんは、依然とした態度のままで口を開く。
「人狼は滅ぶべき種族です。そんな人狼と同じ部屋の中にいるだなんて……。──虫酸が走ります」
「夜桜っ」
「野々宮くん。そんなにも彼女をかばうだなんて、ひょっとして……あなたも人狼なんですか?」
にこり。
いつも僕たちに見せている普通の笑顔なのに、この時ばかりは狂気に似た何かを感じた。
ぞぞぞっと、決して心地の良いものではないモノが背筋を通り過ぎる。今の憎悪に魅入られた彼女なら、何をしてもおかしくない気さえする。
「違う、俺は人間だ!けど、好きなやつをかばうのは当然だし、何より慧が根の悪いやつじゃないっていうのは知っている!人狼だから死ぬべきって聞いて、『はい、そうですか』って納得できるわけねーだろっ?!」
「あははっ、化け物のことが好きだなんてとんだ物好きなんですね、野々宮くんは。──本当、軽蔑しますよ」



