2人は幼馴染みでいつも一緒にいるので、仲はいいんだろう。クラスメートの誰かが「仲良いんだね」って言ったら、同時に全力で否定しているのを見ちゃったけれど。
あそこまで息がピッタリなら、やっぱり2人は仲が良いんだろうな。恥ずかしいか何かが理由で、否定しているだけで。
「由良城さん?」
ただ事ではないと察知した僕も、野々宮くんに続いて声をかけた。隣の大上さんも心配そうに表情を歪ませている。
「大丈夫?」
大上さんが由良城さんに近付き、熱を知ろうと額に手を伸ばしたその時だった、パシンッと乾いた音が部屋中に響く。
「……え?」
あまりにも一瞬の出来事で、そして尚且つ、誰もが予想だにしていたかったことが起きたことにより、大上さんは呆気に取られた表情を浮かべた。
……払いのけたんだ。
由良城さんが、大上さんが伸ばした手を。
叩き落とすようにして。
「触らないで……!!!」
苦しそうに、そして必死に、拒絶の言葉を叫ぶ由良城さんの声を聞いた周りのみんなが一斉にこちらを向いた。
「由良城、どうした?」
「何があった?」
「顔、赤くない? 大丈夫?」
各々がそんな心配の言葉を投げかけてくれる中、「弥生は心配してくれたのに……払いのけるとか、ありえない」と、大上さんのことを庇う如月さんの姿が。
……すぐに、大上さんは「気にしてないよ」と微笑んだけれど。
如月さんの気持ちも分かるけれど、でも、きっと何か理由があるんだろう。由良城さんにしか分からない理由が。
「熱があるんじゃないか……? しんどいのか? 慧。触れてみないと、分からないぞ?」
身体の温度を確かめるため、野々宮くんが大上さんと同じように由良城さんの額に手を伸ばそうとするが、彼女はそれをまたもや払いのけた。
「触らないでってば!!!」
いつも以上に大きな声で叫ぶ、普段じゃ見ない由良城さんの姿に、周りのみんなはビクッと身体を強張らせる。
あそこまで息がピッタリなら、やっぱり2人は仲が良いんだろうな。恥ずかしいか何かが理由で、否定しているだけで。
「由良城さん?」
ただ事ではないと察知した僕も、野々宮くんに続いて声をかけた。隣の大上さんも心配そうに表情を歪ませている。
「大丈夫?」
大上さんが由良城さんに近付き、熱を知ろうと額に手を伸ばしたその時だった、パシンッと乾いた音が部屋中に響く。
「……え?」
あまりにも一瞬の出来事で、そして尚且つ、誰もが予想だにしていたかったことが起きたことにより、大上さんは呆気に取られた表情を浮かべた。
……払いのけたんだ。
由良城さんが、大上さんが伸ばした手を。
叩き落とすようにして。
「触らないで……!!!」
苦しそうに、そして必死に、拒絶の言葉を叫ぶ由良城さんの声を聞いた周りのみんなが一斉にこちらを向いた。
「由良城、どうした?」
「何があった?」
「顔、赤くない? 大丈夫?」
各々がそんな心配の言葉を投げかけてくれる中、「弥生は心配してくれたのに……払いのけるとか、ありえない」と、大上さんのことを庇う如月さんの姿が。
……すぐに、大上さんは「気にしてないよ」と微笑んだけれど。
如月さんの気持ちも分かるけれど、でも、きっと何か理由があるんだろう。由良城さんにしか分からない理由が。
「熱があるんじゃないか……? しんどいのか? 慧。触れてみないと、分からないぞ?」
身体の温度を確かめるため、野々宮くんが大上さんと同じように由良城さんの額に手を伸ばそうとするが、彼女はそれをまたもや払いのけた。
「触らないでってば!!!」
いつも以上に大きな声で叫ぶ、普段じゃ見ない由良城さんの姿に、周りのみんなはビクッと身体を強張らせる。



