恋が都合よく落ちてるわけない

「奏君?」

「はい」

「この、床下の配線工事なんだけど、これじゃあ許可出せないよ」
下田課長が、工事の申請用紙をひらひらさせながら言う。

「すんません」
おい、何引き下がってんのよ、と戻ってきた彼の足を蹴っ飛ばす。

「痛っ」

「ちょっと、最初の頃の凄みは
どうしたのよ!」

「あんたが、行儀悪いって言ってただろ」


「バカね、こういう時は使っていいのよ」


「あっそう」


「ちょっと、待ってどこいくのよ」


「もう一回行ってくる」


「ダメ!!もう、おそい!!」


別の方法考えなきゃ。