「それじゃあ行こうか」 突然男の人は肩に腕をまわしてきた。しかも、触り方が結構いやらしい。 「やっ……! なっ、なにするんですか!?」 私は肩にまわされた腕を振り払い、男の人達を睨んだ。 「なにって……俺の家にだよ。花梨っていう子が、弥生ちゃんを俺達に売ってくれたんだよ」 そ……んな……。 私……っ、花梨達に売られちゃったの……!? 「ほら、行くよ弥生ちゃん」 今度は手首を掴まれた。しかも、とても強い力で逃げられそうにない。 「や……誰かっ……」 ――誰か助けて――!!