願うのは一つだけなんだ






携帯を持つ手が震える。



もう片方の手を携帯を握りしめている手に添え、震えをなんとか止めさせようとした。






でも、緊張のせいか、震えは止まらなくてー…





すっごく緊張するし、拒否されるのが怖いけど。








でも、結衣は言ったんだ。




“言わないで後悔するよりも、もしほんの少しでもモモに伝わる想いがあるなら、私はそれにかけたい!”



…そう、私に言ってくれた。







だから、もし香枝に伝わる想いがあるなら、私もそれにかけたい!










だって、香枝は私の親友だからー…





たった一人、現実世界で私の親友になってくれた人だったからー…