願うのは一つだけなんだ





理由なんてものない。




気がついたら、彼をすごく好きになっていたから。








でも、そんなある日。



親友が顔を赤く染め、私に、




『実はね……私、アイツのこと、好きなんだ』




と、教えてくれたー…







この時、“私も好き”と答えることが出来ていたなら何かが変わったのかもしれない。







でも、あまりにも顔を真っ赤に染めて、嬉しそうに、幸せそうに話す親友に、“私も好き”とは言えなかったー…